入会申込はこちら

近畿産婦人科内視鏡手術研究会のウェブサイトにようこそ!

この度、理事長を再任いたしました松本貴です。どうぞよろしくお願いいたします。
ご存知の通り、腹腔鏡下手術は1970年代にドイツで紹介されて以来、長足の進歩を遂げてきました。かつては「職人芸の手術」と呼ばれた時代もありましたが、技術の進歩と先生方のご尽力により、今では婦人科手術において標準的な術式として確固たる地位を築いています。特に近年では、ロボット手術やvNOTESなど、新たな技術も導入され、手術の安全性と効率性はさらに向上しています。関西においても多くの施設でレベルの高い手術が行われており、大変喜ばしいことです。

コロナ禍を乗り越え、新たな時代を迎えた今こそ、私たちは初心に立ち返り、より安全な手術を追求していく必要があるでしょう。本研究会は、2001年の発足以来、婦人科腹腔鏡手術の啓発・普及、そして合併症回避を目標に活動を続けてまいりました。その前身である「関西腹腔鏡手術懇話会」の時代から、活発な意見交換や情報共有を通じて、数多くの合併症症例を分析し、その教訓を共有してきた歴史があります。今後も、この伝統を引き継ぎ、先生方が日々の診療で直面する課題や疑問を共有し、共に解決策を探っていく場を提供して参ります。特に、若手の先生方にとっては、先輩方の経験から学び、研鑽を積むことができる貴重な機会となるでしょう。積極的に研究会へ参加し、活発な意見交換を行いましょう。

そして、本研究会の特徴である「合併症症例の共有」は、医療安全の向上に大きく貢献すると確信しております。過去の事例から学び、未来の医療事故を防ぐ。「ヒューマンエラー」による事故を撲滅するためにも、忌憚のない意見交換をお願いいたします。また、このウェブサイトが、会員の皆様にとって日々の診療に役立つ情報源となるよう、コンテンツを充実させていきたいと考えております。ホームページを活用し、情報収集や意見交換にご活用ください。皆様の積極的なご参加、ご協力をお願いいたします。

結びに、本研究会が、先生方にとって実りある場となるよう、そして、関西から、より安全で質の高い婦人科医療を発信できるよう、全力を尽くして参ります。今後とも、皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

医療法人伯鳳会大阪中央病院 婦人科 松本貴

↑